福田です

現場作業のお話です

よく建築現場で、金物をインパクトドライバでビス止めすることがあるのですが、これが実に奥が深い。。

石膏ボードの裏にある下地にビスを効かせるのが基本となりますが、中には、欲しい位置に下地がいない!!・・・なんてこともあります。

そうなると、壁紙で仕上がった壁面に、ビス穴がドカン!と空いてしまう結果となります

なので、ビスを打つ前には、必ず「下地が居るかどうか」のチェックを行います(下地ハリを刺したり、下地センサーで探してみたりします)

写真のような、手摺を支えるブラケット金物などは、モロに人の体重がかかるため、しっかりとした下地に取り付けないといけません。(軽い荷重がかかるような金物を取付ける場合であれば、石膏ボードアンカー等を使ってビスを効かせることが出来ます)

さて

下地ハリを刺す → 下地が居た! とします  これでひとまず安心。

そうなると次は、その位置に

インパクトドライバでビスを打ちますよーという話になるわけです

が、

ここで大事なのが、「どんな下地なのか」ということです  裏にいる下地は、コンパネのような木なのか、薄い鉄板なのか、それともゴツイ鉄骨なのか・・・ はたまた中空なのか、等々、考えなければいけないことはたくさんあるのです

それによって、ビスの種類や長さが変わってきます  ビスよりも細いキリで下穴を空ける必要がある場合もあります

特に鉄骨なんかだと、下穴を鉄工ドリルで空けるだけでも大変です さらには、鉄用ドリルビスを打ち込む時に、ビスに力がかかりすぎて、途中でビスが折れてしまう・・・なんてこともあるあるな話です

この辺りは、インパクトドライバを廻してビットに指先で感じる、微妙な「力の具合」で判断するしかありません、、

(たくさん失敗した)経験がものを言う、インパクトドライバのビス打ちのお話でした!